日本美術

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渡辺始興『燕子花図屏風』徹底解説。光琳の国宝に挑んだ10代の野心とゴッホへの伝播

根津美術館に、もう一枚の「燕子花屏風」があります。ほとんどの人が知らない事実です。光琳の国宝に注目するのは当然として、展示室でちょっと待ってください。隣に並んでいるもう一枚——渡辺始興(わたなべしこう)という絵師が描いた燕子花図屏風が、実は...
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深江芦舟『蔦の細道図屏風』徹底解説。16歳で追放された天才絵師が描いた「自画像」の謎

「この絵、暗すぎませんか?」根津美術館の展示室で、ある来場者がそう言いました。光琳の国宝「燕子花図屏風」が鮮やかな金地に青と緑で咲き誇るすぐそばに、その屏風はありました。深江芦舟(ふかえろしゅう)の「蔦の細道図屏風」——緑青の重い山が画面の...
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尾形光琳『燕子花図屏風』国宝の秘密。「5000円札の絵」が日本の美術史に残した革命とは

あなたの財布の中に、日本最高の国宝が入っているかもしれません。5000円札を裏返してみてください。その紙幣の裏に描かれた青い花の模様——それは、尾形光琳が300年前に描いた国宝「燕子花図屏風」をデザイン化したものです。日本国民の誰もが「知っ...
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渡辺始興『木蓮棕櫚図』が教えてくれること。「柔らかさ」と「硬さ」で描いた18世紀の革命

一枚の絵に、二つの全く異なる世界が同居しています。左側に、白くふっくらとした木蓮の花が横に枝を伸ばしています。滑らかで、繊細で、輪郭線がない。まるで光が花びらの中から漏れているような柔らかさです。右側に、棕櫚の幹がそびえています。毛羽立った...