2026年展覧会

日本美術

渡辺始興『燕子花図屏風』徹底解説。光琳の国宝に挑んだ10代の野心とゴッホへの伝播

根津美術館に、もう一枚の「燕子花屏風」があります。ほとんどの人が知らない事実です。光琳の国宝に注目するのは当然として、展示室でちょっと待ってください。隣に並んでいるもう一枚——渡辺始興(わたなべしこう)という絵師が描いた燕子花図屏風が、実は...
日本美術

深江芦舟『蔦の細道図屏風』徹底解説。16歳で追放された天才絵師が描いた「自画像」の謎

「この絵、暗すぎませんか?」根津美術館の展示室で、ある来場者がそう言いました。光琳の国宝「燕子花図屏風」が鮮やかな金地に青と緑で咲き誇るすぐそばに、その屏風はありました。深江芦舟(ふかえろしゅう)の「蔦の細道図屏風」——緑青の重い山が画面の...
日本美術

尾形光琳『燕子花図屏風』国宝の秘密。「5000円札の絵」が日本の美術史に残した革命とは

あなたの財布の中に、日本最高の国宝が入っているかもしれません。5000円札を裏返してみてください。その紙幣の裏に描かれた青い花の模様——それは、尾形光琳が300年前に描いた国宝「燕子花図屏風」をデザイン化したものです。日本国民の誰もが「知っ...
近代美術

ミレー『落穂拾い』本当の意味。平和な農村を描いた絵が「大炎上」した理由

夕暮れの空の下、農地で静かに穂を拾う3人の女性。日本人が大好きな、のどかで平和な農村の風景……そう思い込んでいませんか。実は、1857年のフランスでこの絵が初めて発表されたとき、パリの富裕層たちは恐怖で震え上がり、美術界は騒然となりました。...
ポスト印象派

ゴッホ『ひまわり』はなぜ怖い? 狂気の黄色と2026年展覧会に向けた鑑賞ガイド

東京・新宿の高層ビル群の一角。SOMPO美術館の上層階には、アジアで唯一のアートの至宝がひっそりと、しかし圧倒的な熱量を持って展示されています。それが、フィンセント・ファン・ゴッホの『ひまわり』です。バブル期の1987年、当時の価格で約53...