美術鑑賞

鑑賞ガイド

低い柵と赤いしずく——《庭で休む一角獣》の謎

中世のタペストリー《庭で休む一角獣》を、低い柵、首輪と鎖、赤いしずく、花々から読み解きます。メトロポリタン美術館が紹介する複数の解釈も紹介します。
近代美術

黒い糸杉と渦巻く空—ゴッホ《Cypresses》の明暗をたどる

ゴッホ《Cypresses》を暗い糸杉、空に走る筆の動き、細い月、手前の草から読み解きます。メトロポリタン美術館の資料をもとに、1889年の作品をやさしく紹介します。
日本美術

梅の幹が景色を横切る—広重《蒲田の梅園》

歌川広重《名所江戸百景 蒲田の梅園》を、太い梅の幹、白い花、奥の人影、右手前の駕籠から読む。The Metの公式情報とPublic Domain画像をもとに、近景と遠景が重なる構図を初心者向けに解説する。
近代美術

鯨と舟はどこにある?ターナー《Whalers》の渦巻く海

ターナー《Whalers》で鯨と舟はどこにある?明るい帆、海面の小舟、前景の黒い形をたどり、1845年の初出時にも話題になった「見分けにくさ」をThe Metの一次資料から読み解きます。
近代美術

斜めの床に並ぶ稽古—ドガ《The Dancing Class》

ドガ《The Dancing Class》(1870年頃)を、右奥へ伸びる床の線、鏡の反射、休む人と踊る人から読む。The Metの作品記録をもとに、稽古場の構図と制作背景を初心者向けに紹介します。
近代美術

鎌と麦畑に残る戦争の記憶—ホーマー《The Veteran in a New Field》

ホーマー《The Veteran in a New Field》を、鎌、刈り株、画面右下の軍服から読む。南北戦争後の希望と喪失を、メトロポリタン美術館の公式解説に沿って紹介します。
近代美術

水面の舟、題名の履歴—ビンガム《Fur Traders》

ビンガム《Fur Traders Descending the Missouri》を、薄明るい空、舟の水平線、水面に映る影から読む。題名が変えられた背景と先住民の交易圏を、The Metの公式解説・寄稿に沿って紹介します。
鑑賞ガイド

絵の色はどう見ればいい?明るさ・面積・反復を追う4つの順番

絵の色をどう見ればいいかわからない初心者へ。色彩心理を決めつけず、大きな塊、明るさ、面積、反復の4段階で画面を観察する方法を、名画5点で案内します。
近代美術

嵐と晴天が一枚を分ける—コール《オクスボウ》

トマス・コール《オクスボウ》を、左の嵐と折れた木、右の明るい川と農地、崖に座る小さな画家から読む。現地スケッチとThe Metの一次資料をもとに、風景の対照を初心者向けに解説する。
ルネサンス

エル・グレコ《トレド風景》は実景?動かされた大聖堂と嵐の空

エル・グレコ《トレド風景》は、実際の町をそのまま描いたのでしょうか。移された大聖堂、強調されたアルカサル、嵐の空と緑の丘を、The Met公式資料から読み解きます。
近代美術

ホーマー《メキシコ湾流》—荒れる海に取り残された小舟

ウィンスロー・ホーマー《メキシコ湾流》を、傾く小舟、波の方向、遠い船、画面内の動物から読む。物語を決めつけずに海景画を見る方法を、メトロポリタン美術館の公式情報と画像で解説する。
近代美術

斜めの舟が歴史を動かす—ロイツェ《デラウェア川を渡るワシントン》

ロイツェ《デラウェア川を渡るワシントン》を、斜めの舟、立つ人物、旗、氷の形から読む。大きな歴史画の勢いを整理する方法を、メトロポリタン美術館の公式情報と画像で解説する。
バロック

カラヴァッジョ《音楽家たち》|楽譜と楽器から読む、鳴る前の時間

カラヴァッジョ《音楽家たち》を、楽譜、弦楽器、重なる身体、こちらを見る顔から読む。演奏が始まる前のように見える時間を、メトロポリタン美術館の公式情報と画像で解説する。
近代美術

馬の首、脚、手綱がつくる流れ――ローザ・ボヌール《馬市》を読む

ローザ・ボヌール《馬市》では、馬の首、脚、手綱が別々の方向へ走りながら大きな流れをつくる。解剖学的な観察と横長画面の運動を、Met公式情報と画像から読む。
近代美術

杯へ伸びる手、上を指す手――ダヴィッド《ソクラテスの死》を読む

ダヴィッド《ソクラテスの死》は、なぜ上を指す手と杯へ伸びる手を同じ人物に置いたのか。弟子たちの反応、石壁の直線、1787年の再構成を画面からたどる。